2020.01.11[土] Death Strandingをクリアーしたので、あらためて感想

メタルギア シリーズで有名な小島監督。
新規にプロジェクトを立ち上げて作り上げたタイトル。
それが「Death Stranding」
略してデススト。
この作品のついての想いなどは、いろんなサイトでインタビュー記事が載っているので、そちらをご参照。
『デス・ストランディング』は他者と距離を置くことで人にやさしくなれるゲーム。
小島秀夫監督インタビュー
https://www.famitsu.com/news/201910/09184726.html
そんなデスストを先日ようやくクリアー。
リザルトはこんな感じ↓


攻略サイトなどは見ず、自力でプレイした結果、クリアータイムは57時間。
あんまり寄り道はしなかったから、平均的なのかな。
思った以上にボリュームありましたね。

オンラインでプレイしてたけど、○○から何かをされました~という通知とか、他プレイヤーが置いていった建築物や看板が景観を損ねるため、後半はオフラインでプレイしてました。
たったひとりでアメリカをつながなければならない孤独な旅なのに、別世界のプレイヤーが助けてくれるのは世界観が崩れるので拒否。
「繋がり」をテーマにした作品だから、オンライン推奨なのはわかるんですけどね。
けど、どっちが正解~という話ではないです。
オープンワールドですし、小島監督自身もいろんな楽しみ方がある~と話されてましたし。

あと、主人公に感情移入できたので、ゲームの世界にじっくり浸りたい~というのもオフラインを選んだ理由。
配達も自動ロボットは試しに使ったけど、人と人の繋がりこそ大事にしたいと、すぐに使わなくなって自分で配達しましたね。
これも数ある楽しみ方のひとつ。
やってることは、ただのお使いゲーなのに、そのお使いに対する「意味」と「価値」をものすごく洗練させてくれてる。
そういう作品。
はっきりとした移動目的があるので、オープンワールドでもどこに行っていいのか解らない~という迷いもなかったですし。
ストーリーも含めて、中盤から右肩上がりで面白くなっていきました。

途中、バイクを手に入れて、
「やったー、文明の利器をゲットしたぞ! これで地平線の彼方まで爆走だぁーっ!」
と思って走り出したら、速攻で川に水没させて納車10分後に廃車させたのもいい思い出です。
自分の足で歩けシンデレラ。
そんな苦い思い出は置いといて、ひとつ伝えたいことがあるんです。
このゲームをプレイしてて、一番感心したところ。
それは…
人を殺すとめんどくさい
これ。
これがすごかった。
世界観とシステムが完全にかみ合ってる。
別に人を殺してもいいんですよ。
テロリストとかもいますし。
殺す手段もたくさんありますし。
ただ、殺すと「めんどくさい」。
これ、ゲームを実際やってないと意味がわからないと思いますが、とにかく面倒なんですよ。
つまり。
人を殺す行為を、道徳ではなく手間で回避させているんです。
普通、殺害するなんて「可哀想」とか「人として間違っている」とか言うじゃないですか。
作品によってはゲームオーバーになったりもする。
けど、デスストはそうじゃない。
感情や理性ではなく、ゲームをすすめるうえで作業が増えるけど、いいの?
それだけ。
あとはプレイヤー次第。
僕がデスストで最も評価するところは、ここですね。
とにかく感心しました。

あともうひとつ。
女性をつれて移動中に温泉に入ったら、ちゃんと相手も入ってくれたところも感心しました。
さっすがー。
絵図としては最悪なスクショになってしまって申し訳なかった。

そんなデススト。
総合的な満足度は高かったですし、プレイして損はなかったです。
メタルギアシリーズが、回を重ねるごとに好みに合わなくなってたので、この新規タイトルはどうかなー。
と思ったので、最終的にハマれたのでよかったです。

あと、マッツが最高すぎた。
むしろよく出演してくれましたね。
ノーマンもそうですけど。
これも「繋がり」なのでしょう。
このあたりの出会いとかの話は公式に動画もあがってますので、是非。
それにしても…。
コナミを抜けてひとりになった小島監督。
けど、これまでの30年間のゲーム製作が全てをつなげて支えてくれた。
そして出来上がったのが、崩壊した世界で人と人を繋げる作品~というのは、本当に感慨深いです。
素晴らしいゲーム、いや「映画」でした。
ありがとうございます。
というわけで、今日のブログではDEATH STRANDINGの感想をお送りしました。
人を選ぶ作品だとは思いますが、僕はとても心に残る名作となりました。
興味のある方は、「繋がって」みてください。
それでは。
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