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ホッパーの日記

格ゲーをやりつつ、アイマスとかゲームとかオタクトークを書いてます 

2019.12.16[月] シャニマス考察。クリスマスの幽霊とは誰か?

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 現在開催中のシャニマスのイベント。
「きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!~お客様の中にサンタはいらっしゃいますかSP~」
 タイトルはなんだかコミカルなんですが…。

 いやいやいやいや。

 とんでもない設定をぶっこんできたよ、この年末に!!
 というわけで、僕なりに考察を書いていきたいと思います。

 なお、今回のイベントのネタバレが含まれますので、続きは「追記」部分に隠しておきます。
 別にバレは大丈夫だよ~。
 という方はそのままお進みください。

 では、スタート。
※ここから先はネタバレが含まれます
「きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!」未プレイの方はご注意ください







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 まず、まっさきに思い出したのは765プロと961プロの社長の過去を描いた「朝焼けは黄金色」。
 今回のシナリオは、まさに283プロ版の「朝焼けは黄金色」でした。
 
 天井社長の過去。

 シナリオ最終話の「アマクナイヨル」は、マラソンがタイムアップした現実は「甘くない」と、天井社長の「天井泣く夜」とのふたつの意味が混ざっている気がします。
 こんなシナリオをさらっと飛ばしてくるなんて、シャニマスめ~。
 しかも、情報が断片的だし。
 こんなん考察するしかないじゃないか!

 というわけで推理スタート。

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 まず、今回のシナリオはイギリスの小説「クリスマス・キャロル」が元ネタです。
 天井社長が話す「スクルージ」とは、この小説に出てくる主人公の名前。

 あらすじはこうです。

『主人公は強欲で意地が悪く、周囲から忌み嫌われている初老の男性スクルージ。
彼がクリスマス・イブに3人の幽霊との出会いを通じて改心し、慈悲にあふれた人間へと生まれ変わるまでを描く』

 3人の幽霊が、主人公に過去・現在・未来の姿を見せる内容。
 天井社長は、自分の境遇とスクルージを重ねているのです。

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 次に、断片的な情報を整理します。
 まず、時代は天井社長がまだプロデューサーだった頃。
 今の天井が40代くらいだと考えると、10~15年くらい前のことかもしれません。
 
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 担当してたアイドルはマスコミを集められるほどの知名度。
 かなり人気があったことが伺えます。
 
 キャリアアップを考えてアイドルを海外へ。
 日時はクリスマス。
 しかし、天井の想いとアイドルの想いはすれ違い、彼女が海外へ行くことはなかった。

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 一度は河に捨てた天井からのプレゼントを拾って持ってきたアイドル。
 中身がダンスシューズと知って、泣き崩れます。
 しかし、彼女が履くことはなかった。
 「合わせなれない」と。
 
 このクリスマスが、彼女との最後の日になったのでしょう。

 ここでひとつ仮説を立てました。
 このアイドルが、後の「はづき」さんではないか?
 
 しかし、これは違うと感じました。

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 社長は今でもクリスマスになると、アイドルと別れた鳥居にやってきます。
 なぜか?

 それが、この「約束」です。

 天井はアイドルと別れる時に約束をかわしたのです。
 それが何かはわかりません。
 例えば

 「来年もここで待っている」

 そんな口約束だったのかもしれません。
 そして、それが天井のクリスマスの幽霊を作り出した。
 クリスマスの幽霊は、天井自身のトラウマなんです。
 
 そのため、はづきさんである仮説はここで否定されます。
 再開できてないんです。
 ずっと待っているんです。
 今もずっと。

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 そして、天井のこの言葉。
 おそらくアイドルの突然の引退(失踪)は、大きなスキャンダルになったはずです。
 空港に多くのメディアを集めておいて、肝心のアイドルは来なかった。
 それどころか天井の失態でアイドルを引退においこんだ。
 マスコミは面白おかしく叩いたかもしれません。

 それにより283プロは活動休止。
 
 そして、数年後。
 世間がアイドルのことなど忘れた頃に、プロデューサーだった天井が社長となって283プロをリスタートさせた。
 この流れでしょう。

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 ここでひとつの疑問。

 はづきさんはどういう存在なのか。
 283プロ再出発にあわせて募集した、ただの事務員なのか。
 それとも、

 天井社長の過去を知っているのか

 僕は「知っている」と仮説を立てました。
 ストーリーはこうです。

・毎年クリスマスになると鳥居まで出かけることを、はづきは知っている
・その理由も知っている
・社長を過去から開放させてあげたい

 ↓

・プレゼン・フォー・ユーの企画を受けて秘密裏に計画を立案
・社長のプレゼントを用意して、こっそり混ぜる
・連絡するのを忘れていたのはわざと

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 アイドルたちの無線周波数は事務員だから当然把握している。

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 鳥居の近くを走るアイドルに、無線を加工して送る。
 もし、アイドルたちが無視すればそれはそれで構わない。
 けど、もしも奇跡がおこるなら、社長を探してほしい。
 賭けだったと思います。

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 結果、アイドルたちはやってきた。
 このあさひの言葉が、天井にとってどれだけ救いになったことか。

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 このセリフは皮肉ではないはずです。
 言葉通りです。
 サンタが社長にプレゼントをもってきたんです。
 プレゼントの中身が何なのかは問題ではありません。
 
 ずっと待ち続けていた社長の元に、やってきた。
 この事実が重要なんです。

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 あさひも、ここで気付きます。
 社長は誰かを待っていた。
 私のことを待っていた。
 サンタは私だった、と。

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 過去の幽霊が「答えが得たのか」とやってくる。

 そこに、

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 現在のアイドルが、プレゼントを届けにやってきた。

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 そして、未来はアイドルたちが見上げた飛行機に乗っているプロデューサー自身です。
 メタ的にいうと、未来は僕らが作ってほしい。
 そんな社長からのエールです。

 この瞬間、社長は過去から解放されたんです。
 あの日に交わした約束は別の形で果たされた。

 これが僕の考察です。
 
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 もちろん、オカルトな考え方だってできます。
 あの無線のセリフは、過去に天井がスタッフに呼びかけていた内容と似ています。
 この時の無線の音声が、時空を超えて現代のアイドルたちの元に届いた。
 
 そんな非科学的なことが…。

 と思いますが、シャニマスは以前のシナリオで思いっきりオカルトな物語を描いてますからね。
 あんな超常現象が起きる世界なら、そんなサンタのきまぐれだって起きてもおかしくはないです。
 これも考察。
 たくさんの可能性があると思います。

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 ただ、ひとついえることは、もうあんな悲しいクリスマスはこない。
 こさせない。
 僕らが283プロのプロデューサーである限り。

 
 というわけで、以上で考察は終わりです。
 シャニマスは、ほんとシナリオが上手というか、読み応えがあるんですよね。
 よく「古く良き時代のエロゲーシナリオ」と言われるけど、なんとなく解る気がします。
 今回の過去話は、きっと今後のストーリーにも影響してくるでしょう。
 楽しみですよ。
 
 それでは。
 メリー・クリスマス。
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プロフィール

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Author:ホッパー
格ゲーサークル「キャノン」の管理人です。
咲-Saki-と声優さんを応援しつつ、アイマスを本業としてます。
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