2019.11.12[火] シンデレラガールズ7th名古屋公演の総評。運営が作ったのはシンデレラ城への招待状

先日のシンデレラガールズ7th名古屋公演お疲れ様でした。
僕は両日現地にて参加。
めちゃくちゃ楽しかったので、今日はそちらの感想を書きたいと思いますが…。
細かい感想は後日として、今日は全体を通しての総評を書いていきたいと思います。

今回の名古屋公演を通して一番感じたのは、
「外側へのアピール」
「DJ KOO」が解りやすかったですね。
話題になりましたし、その話題の方向が、アイマスにまったく関係がないところに飛んでいったところがまさに、でした。
このあたりに、今のシンデレラ運営が何をしたいのかが見えてきて面白かったです。

これは、ライブ後のツイッターのトレンドです。
解ります?
これ全部アイマスなんですよ。
例えば「Last Kiss」や「さよならアンドロメダ」などは歌われるたびにトレンド入りします。
けど、それで喜ぶのはファンだけ。
そこに「TRF」「DJ KOO」「デジモン」などが入ってくる。
外側、つまりアイマスを知らない層に刺さるワードなんですよ。
こういう外部へのアピールって、元SMAPの中居くんを起用したあたりから加速してきたイメージ。
名古屋ドームをディスコにしたからみんなで盛り上がろう!
というテーマでライブを開催しながらも、すごく計算してる。
どのワードがトレンド入りするのか。
SNSで目にした方をどこに誘導するのか。
ライブをファンサービスだけにとどめないのは、したたかですよね。

一日目は「DJ KOO」が話題になる。
じゃあ、二日目はどうする?
そこに的場梨沙のボイス実装をサプライズでもってきた。
「ファン」は喜ぶし、話題になる。
それだけだと内側だけ。
外側には何をしたか?
その答えが、このサムネイル。
的場梨沙を知らない層にも、銃を構えた女の子が出てきてアイマスですと言い張れば、”なんだそれ?”ってなる。
全部、計算してきてる。
【DJ KOOサプライズ出演で 令和のオタク4万人超を虜に】https://t.co/LgQAza4yw0
— 女性自身【公式】 (@jisinjp) November 11, 2019
DJ KOOの出演は公式サイトでも事前告知がなかったため、なおさら会場のファンを熱狂させたようだ。
#DJKOO #TRF #アイマス #デレステ #女性自身[@jisinjp]
「女性自身」というアイマスとはまったく無縁の雑誌にも紹介。
これも計算。
その一方で、ただ話題性だけを先行してないのも感じてます。
DJ KOOさん自身もすごく勉強してるのが伝わった二日間でもありました。
自分のスマホにインストールしたデレステを見せたり、「アイマス最高」というワードも知ってました。
一日目の「Yes! Party Time!!」のコールが多いのに気付いたら、二日目は自分のセリフは入れずに僕らのコールを優先させてもくれてました。
また、DJメドレーでは曲にエフェクトをかけまくってたのに、「Needle Light」のコール部分では無加工で流してくれてました。
確実に知ってくれてる。
プロですよね。
ただ、大物をゲストに呼んだだけでない、DJ KOOさん自身も、TRFをアイマスにもってくる責任をすごく背負ってくれてたし、こうして話題になることを含めて勉強してくれてた。
とても丁寧です。
シンデレラガールズという大きなコンテンツの進み方をすごく考えてくれてる。
楽しいステージの一方で、運営の戦略も見え隠れしてとても面白かったです。

そんな運営に対して、僕らプロデューサーは何をすべきか?
運営は今までアイマスを知らなかった層に、どんどんアピールを続けています。
これは例えるなら、シンデレラ城への招待状をばらまいてるんです。
招待状を受け取った方々が、お城にやってきてくれた。
じゃあ、僕らはどう歓迎すればいいか。
どうしてナターリアとこずえだけ衣装が違ったのか。
どうして的場梨沙に声がつくと結城晴は泣いたのか。
「もりのくにから」とはどういう曲なのか。
伝えていこう。
僕らが真剣になってプロデュースしてるアイドルたちの魅力を。
伝えていこう。
この日、ステージには立っていなかったけど、8年間応援されている女の子がいることを。
#アイドルマスターシンデレラガールズ ! #FunkyDancing !
— DJ KOO (@DJKOO_official) November 10, 2019
アイドル皆の笑顔のステージホント最高でした!
そしてDJタイム、TRFで踊ってくれたプロデューサー皆さんの姿、歓声一生忘れません!2日間ありがとう!
心からの感謝カンゲキ
アイマス最KOO !
#アイマス #デレステ #TRF #DJKOO pic.twitter.com/xmHxSytlph
今回の名古屋公演はアイマスという枠を超えて、ひとつのエイターテインメントとして完成されていました。
と、同時に「これのどこがアイマスだ?」と感じた部分もあるかもしれません。
シンデレラガールズの魅力はこんなんじゃない。
じゃあ、なおさら伝えていこう。
せっかく運営がご丁寧にトレンドを総なめにしてくれたんです。
今がチャンスですし、そのチャンスが来年の2月にもあります。
ばらまかれた招待状を手に、始めてシンデレラガールズのライブに足を踏み入れる方もいるかもしれません。
8年目になっても、新規を意欲的に開拓してるのは喜ばしいこと。
背中が見えてきたシンデレラガールズ10周年に向けて、運営も派手に動いてくれたんです。
全力で応えていきたいですし、やるべきです。
みなさんのプロデュース。
見せてあげましょう。
というわけで、シンデレラガールズ7th名古屋公演の総評は以上となります。
ちょっと堅苦しい文章にもなってしまったので、当日のレポなんかはまた日をあらためて書きたいと思います。
参加されたプロデューサーのみなさん。
ダンサブルなステージを魅せてくれたアイドルのみなさん。
お疲れ様でした!
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