2019.08.29[木] ビッグガンガン9月号「シノハユ」第71話、「怜-Toki-」第34局の感想

先週の話にはなりますが、ビッグガンガン9月号を購入しました。
目的は咲-Saki-のスピンオフ。

「シノハユ」
第71話「相生」

そして、「怜-Toki-」
第34局「開花」
どちらも違う作品なのに、不思議と同じテーマ性で描かれていた印象を受けました。
「勝ち」と「楽しむ」の違い。

大会という性質上、必ず勝者と敗者が出る。
勝ち続けることが求められる場だけど、果たしてそれは楽しいのか?
麻雀を誰よりも愛する慕にとって、ぶつかるべくしてぶつかった壁でしょうね。

一方で、「怜-Toki-」の方では、竜華は「強すぎる相手なんて好きになるわけがない」とはっきりと口にしてます。
彼女は壁にぶつかったうえで、勝ち続けることは害でしかないと結論付けてしまっていました。
この慕と竜華のシーン。
違い作品同士で、同じ悩みを描くのは面白いですね。

けど、この答えって周りがどう受け止めるか。
それ次第とも思えました。
誰よりも勝ちにこだわる閑無。
どれだけ強くても好きでいられることを証明したい怜。
このふたりが、慕と竜華に与える影響は強いはずです。
周りがどう動くか。
どう支えてあげられるか、ですよね。
だからこそ、団体戦が始まるのが楽しみなんですよ。
今は、個人プレイが多いけど、インターハイやインターミドルが始まればチーム戦になります。
強いことがチームのためになる。
その地盤ができるとまた、気持ちも変わるでしょう。
どちらの作品も、ここに立つまでもう少し時間はかかるかな。
楽しみに待ちたいと思います。
というわけで、今日は咲-Saki-スピンオフの感想でした。
それでは。
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