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ホッパーの日記

格ゲーをやりつつ、アイマスとかゲームとかオタクトークを書いてます 

2012.07.09[月] 零~眞紅の蝶~の感想でも

零 ~眞紅の蝶~

 先月にWiiにて発売された、零シリーズ最新作。
 『零 ~眞紅の蝶~』公式サイト

 最新作といっても、こちらはPS2で発売された「零~紅い蝶~」のリメイクです。
 先日、ひょんなことからケんさんが買ってきて、ウチに置いて帰りました。
 何でだよw

 けど、せっかくなのでプレイしてみることに。

 オリジナルの「紅い蝶」は、X-BOX版を買うくらいハマった作品。
 主題歌が収録されたアルバムも買ったし、としまえんで開催されたアトラクションも見に行くというガチ勢。
 零シリーズ最高傑作と思ってる「紅い蝶」が生まれ変わったとなれば、これはやるしかないでしょう。
 曲や効果音に懐かしさを感じながら、さっそくプレイ開始。

 が…!

 そんなガチ勢だった僕の期待を、こいつは大きく裏切ってくれました。
 ストーリーを進めれば進めるほど、失望の連続が襲いかかり、違う意味でホラーになってました…。

 どうしてなのか?

 その理由を、細かく書いていきたいと思います。
 
繭と澪

『不満点1』
移動スピードの改善が見られない


 紅い蝶の大きな不満点としてあった、移動スピードの遅さ。
 主人公が女の子ということを考えればリアルではあるのですが、リメイクにあたって、「零~刺青の聲~」くらいのスピードには改善してほしかったところ。
 あ、ちなみに階段を高速で上がるバグは、そのままでした。

オワコンのザコ戦

『不満点2』
ザコ戦のテンポが悪化


 紅い蝶では、ザコがまったく攻撃してこなくて、カメラを構えたまま「ぼけ~」と突っ立てることが多かったです。
 リメイク版でもこのあたりのアルゴリズムがまったく変更されてなく、テンポが悪いまま。
 さらに、最悪なのが、ザコ敵を倒した時にランダムで発生する「闇帰り」。
 要するに、倒したザコがパワーアップして復活する、という新システムです。
 これが、ただでさえつまらないザコ戦をさらに泥沼化にしてくれてます。
 零の世界観から考えても、まったく必要性のない無駄な要素。
 これなら、ランダムで「闇帰り状態」のザコがいきなり出現した方が、緊張感があってよかったです。

手をのばす

『不満点3』
ゴーストハンドの追加


 「零~月蝕の仮面~」から採用された、ゴーストハンド。
 アイテムを取る時に手をのばすのですが、ランダムで霊に手を掴まれてしまうシステム。
 恐怖を演出する意味ではいいのですが、あらゆる場面に適用されてるうえ、今作では霊に捕まったら大ダメージをうけます。
 このダメージが、本当に意味不明。
 ただでさえ、アイテム取得に時間がかかるようになったうえに、こんなことで半分くらい体力が無くなった時はどうしろと?
 いちいち、フェイントを使って霊を回避させるとか、テンポが悪いうえにアイテムと一緒にストレスまで回収されます。
 一部のキーアイテムでやらせるならともかく、ファイルやメモ帳にまで適用されてるので、途中から回収自体が嫌になりました。

お化け屋敷モード

『不満点4』
ミッションモードの削除


 いろいろ書いてきましたが、これが一番の不満点かも。
 そうです。
 リメイクにあたり、前作にあったミッションモードが無くなりました。

 作り直してパワーダウンさせるなんて斬新ですね。
 代わりに追加されたのが、お化け屋敷モード。
 なにこれ?

Wii?

『不満点5』
Wiiで発売された


 ユーザーによっては、これが一番の不満点かも。
 どうしてWiiなんだと。
 確かに、「月蝕の仮面」がWiiだから、こちらもWiiで出しました。
 という理屈はわかります。
 けど、「月蝕の仮面」から何年たってると思ってるんですか?
 4年ですよ。
 この程度のリメイクなら、むしろ「月蝕の仮面」以前に出してもよかったのでは?
 そして、Wiiコントローラーの使い勝手の悪さは、もう呆れるレベル。
 難易度はPS2版よりもあがってました。


 不満点は以上ですね。

 さて、長文にわたって文句を書いてきましたので、読んでて不快に思われたかもしれませんが…。
 零シリーズは大好きな作品だけに、本当にがっかりしたんです。
 とにかく残念。
 だからこそ、不満を書かざるをえませんでした。
 こんなに文句を並べたのって、「イケニエノヨル」以来かも。
 って、あれもWiiのホラー作品だw
 もう勘弁してください。
 
 そんな『零~眞紅の蝶~』
 名作には違いないですし、「紅い蝶」をプレイされたことのない人には新鮮に感じると思いますので、買うな!とまでは言いません。
 ただ、これが零 最高傑作とは思ってほしくないのも確か。
 本当に「もったいない」。
 これに尽きると思います。

 開発スタッフが、どの程度のレベルか思い知ったので、零シリーズの未来は暗いですね。
 バイオといい、サイレント・ヒルといい、クロックタワーといい、ホラーの金字塔といわれた作品が、次々と劣化していく現状は、ただただ悲しいです。
 この先、またいつか出会えるのでしょうか。
 夢中になってプレイした、ホラーゲームの名作に。
 そんな日を願いつつ、今日のブログも締めたいと思います。

 以上、「零 ~眞紅の蝶~」感想レポでした。
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Author:ホッパー
格ゲーサークル「キャノン」の管理人です。
咲-Saki-と声優さんを応援しつつ、アイマスを本業としてます。
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