2011.05.12[木] イケニエノヨルとは何だったのか

部屋を片付けてたら、こんなゲームを発見。
あー。
あー。
あった、ね。
Wiiで発売されたホラーゲーム「イケニエノヨル」。
3月にブログでふれた時は、電池が手に入らなくて起動すらできなかったけど…。
後日、電池を購入し、友人が遊びにきた時に巻き込んでプレイしたことを忘れてました。

友人「これ、ゆりしーですか?」
ホッパー「違ぇよwww」
初回版についてくる、お守りだよ!
そんな感じに、開幕から笑わせてくれたホラーゲーム。
もう、随分と昔な気がします。

せっかくですので、今日のブログでは、このイケニエノヨルの感想を書きたいと思います。
一ヶ月前にクリアーしたゲームを、今更ふれるとは思わなかったな…。
まぁ、いいや。
ちなみに、週間ランキングにすら入らなかった、売上1000本以下のゲームです。
この作品の感想が読めるのは、たいへん貴重かもしれません。
僕も、しっかり考えて書かせていただきますよ!
まず、この作品を一言でいうと。

クソゲーです
いやー、すげぇ考えた。

だってねぇ…。
肝心のストーリーが、↑これですよ。
『突然 井戸に落ちてしまいます』
え!?
それだけ!?
ストーリーは、こんな感じに文章が入るだけ。
待て待て待て。
こういうのを映像で見せてくれるのが、ゲームの醍醐味じゃないのかよww
ツイッターのつぶやきかよ!
井戸落下なう。

シナリオは、こんな感じにエリアをひとつひとつクリアーしていく流れ。
けど…。
ひとつ5分以下で終わります。
DVDの特典映像かよ!
30分アニメを期待して再生したら、アバンで終わった気分だよ!
ちなみに、最短は30秒で終わりました。

恐怖の演出については…。
なんだろ…。
文化祭のお化け屋敷?
狭いし、短いし、安い。
何が一番ダメかって、怖くないところ。
一生懸命、ホラーをやってくれるんだけど、なんか「あーがんばったね」という同情しか出てこない…。
歩いてたら、突然、棚から花瓶が落下して「バリーン!」
( ´_ゝ`)ふーん
完全に、中学生の文化祭レベル。

そんな安いお化け屋敷に出てくる幽霊。
触れたら即死です。
なんか画面に「あなたは呪われました」というツイートが出てきて終わります。
別に、すぐにリトライできるからいいけど、敵の種類なんて2タイプくらいしかいないので、飽きの早さといったら…。
狭いところをFPS視点で歩かせるから、壁にひっかかる→捕まる→リトライなんて当たり前。
この無限ループは、確かに呪いだったよ。

おまけにこのゲーム。
移動がボタンなんですよ
↑の丸印でかこったBボタン。
これを押すと歩くんです。
走る時は連打。
こんな押しにくいボタンを連打だと?
基本、倒せない幽霊から逃げまくるだけですので、ずーっと連打。
んで、壁にひっかかる→捕まる→リトライ。
わーい。

唯一、画期的だと思ったのが、2P側も操作できるところ。
2Pは、幽霊の動きを止めるといったサポートができるのだ!
が!
このサポート攻撃の関係で、せっかく扉の向こうで怖がらせようと幽霊が待機してても、2P側には振動で伝わるので、超ネタバレ。
ホッパー「ん、この部屋は誰もいないのか」
友人「あ、あの角にいますよ」
ホッパー「え?解るの?」
友人「ついでに、動きを止めておきました」
完全にチート。
救済処置のつもり…なのか?

さらに、2P側は、↑こんな画像を表示させて1P側を驚かすことができるのだ!
誰得だよ!!!
邪魔すぎんだろ。
けど、このゲームやってて、一番ビビったのがこれだよ!
悔しい…でもクリムゾン。

そんな困難を乗り越えてクリアーしたイケニエノヨル。
なんと、プレイ時間は4時間ほど。
ガチで短ぇーっ!!

ラスボス戦とか、さんざん盛り上げておいて、ひたすらBボタンを連打するだけの簡単なお仕事だったし。
しかも5分くらい連打すんの。
いやだから、Bボタンは連打しずらいとあれほど…。

そんなラスボス戦を終えて、エンディングへ。
「もうこのゲームをプレイしなくていいんだー」と思うと、感動でした。
が!
その感動もスタッフロールで軽く壊されました…。
なんと…

スタッフロールでもBボタン連打させるのです
どんだけBボタン好きなんだよ!
BボタンのHPはとっくにゼロだよ!
もうやめてあげてよぉ!
まさか、スタッフロールも移動しないと終わらないとは…な。
いいオチでしたよ。
2011年クソゲー大賞にノミネートしたいくらいの、立派な作品でした。
にしても、こんな中途半端な時期に出てきたホラーゲームだから…。
もう少し他メーカーを反面教師にした、素敵なホラーゲームだと期待したんだけどなー。
マーベラスェ…。
まぁ、そんな感じのイケニエノヨル。
怖くはなかったけど…
Wii自体がホラー
ということを改めて実感できた。
それだけでも意味はあったと思いたい。
そういうことにしておきます。
以上、イケニエノヨル感想レポでした。
感想というより、完全にグチでしたが…。
今度、誰かの家にそっと置いて帰るか。
それが、この作品の一番正しい使い方のような気がしてきたよ。
ゲームジャンルが「呪いのゲーム」だしね。
間違ってはないハズ。
23:15 Top