
アプリ「にじさんじ」所属の公式バーチャルライバー
『月ノ美兎』さん
今更、僕が紹介するまでもない、有名な委員長。
YouTubeチャンネルの登録人数は53万超え。
モンスター級のバーチャルアイドルです。

そんな彼女が
シャニマスの実況を始めたのは、アイマス界隈で話題となりました。
再生数は、なんと
43万
あの「ノクチル」が発表された、シャニマス公式ニコ生の再生数ですら
3.6万です。
一方、月ノ美兎さんの実況は、その11倍。
僕はこの再生数を見た時、
正直、
怖いと思ったんですよ。
だって、43万ですよ?
仮に…。
いやそんなことは絶対にないんですけど、もし仮に月ノ美兎さんが「シャニマス初見だけど、よくわかんないや」って態度をとられたら、43万の視聴者にとってはそれがシャニマスの印象につながるからです。
公式の放送と比べて、影響力が計り知れないんです。
シャニマス大好きマンとしては、このふってわいたVTuberによるシャニマスブームは、歓迎でもあり、恐怖でもあったんです。

なので、月ノ美兎さんがコンスタンスに配信するのは知りつつも、ちょっと敬遠してた部分もありました。
ところが…。
僕の愛すべき担当アイドル「凛世」をプロデュースしてると聞いて、さすがにスルーはできませんでした。
意を決して、始めての視聴。
結果的に、僕の不安は杞憂でした。
そらそうよ。
相手は53万のユーザーをもち、2年以上活動する公式ライバー。
自分の発言に対する責任や、作品に対するリスペクトを知らないはずもない。

むしろ驚いたのは、無理して面白いことを言おうとしてないところ。
これだけ人気のある方ですから、さぞ芸人のような軽快なトークを繰り広げると思ったら、想像以上に丁寧。
もちろん撮れ高をねらってボケることもありますが、それはアクセント程度。
この子はどういう子だろう?
このセリフはどういう意味があるのだろう?
時にはログを見て会話を遡りながら考え、受け止めようとしてくれます。
とてもマジメに。
そうなんです。
彼女は、「勉強」してるんです。
シャニマスのアイドルたちを真剣に「知ろう」としてくれてる。
この姿勢がすごく嬉しいし、それがそのままシャニマスの魅力を視聴者に届ける姿となってる。

凛世のプロデュースをひと通り終えたあとは、4コマを読みながらさらにアイドルのことを勉強されます。
そして、自分なりにアイドルのことを受け止めて感想としてまとめてもくれます。
1プレイ30分もあれば終わるプロデュースを2時間以上もかけてプレイするんですから、その集中力はすごいです。
「凛世はつかみどころもない子だと思ったけど、意外と感情が豊かで素直」
「プロデューサーへの恋心は作品的に実るはずもないから、その報われなさは佐久間まゆに近い」
などなど。
凛世への印象も的確でした。

あとは、月ノ美兎さんの視点も面白いです。
「果穂は小学生だからか上着をそんなに枚数もってない。だから、可愛い服に対してミスマッチな上着を羽織ってるんだけど、それがリアルな小学生っぽさがある」
という発言は、さすが女性ならではの視点だな~と感心。

アルストロメリアのコラボカフェのコミュでは、
「私もコラボカフェをやらせてもらったことがある」
という、公式ライバーらしい芸能人視点の発言もあり、それも興味深かったです。
知識と経験が素人ではないから、そこも強みとして実況の魅力を底上げさせてますね。

あとは、凛世の配信の時、ストレイライトの最初のイベントは見ている。
と発言されてましたが、

その後の冬優子のプロデュースの際には、素の姿に驚いてみせたりと、ちゃんと計算してるところもうまいなと。
初見のリアクションから生まれる面白さもありますが、事前に予習はされてるし、ある程度は自分の中で台本も作ってるのかも。
それは、ご自分の発言の重さと責任をすごく理解されてるからこそ。
決して作品やアイドルを傷付けない。
解釈違いで、多くの視聴者に誤解を与えない。
だから「丁寧」。
これがトップレベルのバーチャルライバーの実力か。
簡単にやってるようで、そうマネできるものではないです。

あと、こうして配信を見てて感じたのは、
シャニマスってこんなにも配信に向いているのか という部分。
確かに、デレステやミリシタは人気ですけど、音ゲーのプレイを流しても「うまいねー」で終わるし、ガチャを回して爆死したりするのは面白いけど、それは作品の魅力か?と言われると違うし。
その点、シャニマスは同じプレイは二度とない。
運もからむから、慣れた方でも敗退することはある。
昨日の冬優子のWING決勝とか、見てるこっちも緊張しましたし。
そういったゲームとしての面白さが、こうした配信で伝わるのはありがたいです。
また、月ノ美兎さんのプレイが丁寧だからこそ、逆に僕が教えられる部分もあったりします。
あぁ、このセリフは初見で感動したけど、いまはすっかり読み飛ばして忘れてたな…とか。
そういう気持ちを呼び戻してくれたのは感謝しかないです。

いろんなイベントが中止になり、シャニマスの公式も運営に四苦八苦してる中で、こうした配信が始まったのは助け船にもなっているはずです。
自粛が続く中で、新規にシャニマスにふれるきっかけを生み出している。
月ノ美兎さんの配信は、それだけの力があるとも感じました。
本当にありがとうございます。
彼女も忙しい身ですし、このシャニマス配信がどこまで継続するかはわかりません。
けど、これからも配信はみていきたいですし、応援したいです。
そして、シャニマスの魅力、面白さ、可能性。
どんどん広げていきたいです。
次のプロデュースも楽しみにしております。
大切な283プロのアイドルたち。
どうぞよろしくお願いします。
それでは。