
連日の咲-Saki-ネタですみませんが、それだけ話題が豊富だからしょうがない。
実写版「
咲-Saki-阿知賀編」第4局の感想です。
もうね。
最っ高ーーーっ!!! 前作の咲-Saki-は長野予選までを4話で再現したので、どうしても駆け足。
一方、阿知賀編はコミック1巻分を4話で再現したので、じっくりと描いてもらえました。
こんな幸せなことってある?
だってさ…

晩成高校に
ボイスが実装されるとか、夢にも思わなかったじゃん!
そうか。
アニメで声がつかなくても、実写化すればフルボイスになるのか。
勉強になった。
つまりシンデレラガールズも実写化すれば(以下略

だが、その一方で
存在そのものを消された子も…。
中堅の木村ちゃん。
まさかの京ちゃん現象が阿知賀編でも降りかかるとは。
いつかボイスが実装されるのを願ってます。

なので、今回の阿知賀編で一番波紋を呼ぶのは、ここかな。
ドラマ用にストーリーを改変しつつ、うまく落とし込んでくれてましたが…。
ここが一番の改変に感じました。
人によっては怒りをかう、改悪と呼ばれてもおかしくない部分。
初瀬のレギュラー化 それによって、原作で中堅だった木村日菜は消滅。
けど…。
僕個人としては、
一番見事だと感じた改変でした。
岡橋初瀬って、原作ではガチで出番が無くて、ただメガホンを落とすだけのキャラ。

それがアニメでは、憧を応援する友人としてしっかりと描かれました。
しかも、声優は津田美波さんですよ。
強い。
そして、そして…

実写版では、憧のライバルとして立ちはだかりました。
ノーマルからレア。
そしてSRへ!
初瀬のシンデレラストーリーですよ。
↑このシーンとか、うるっと来ましたからね!
いやほんとに。
以前に小沼監督は語ってました、
「実写版の咲-Saki-で京ちゃんを出さなかったのは、登場させたら咲との関係性を描かなければならない」
「和との出会い、衣との決着、それだけで尺がギリギリなところに、京ちゃんとのフラグも回収するのは無理だった」
登場させた以上、どのキャラも「完結」させなければ視聴者は混乱してしまう。
京ちゃんは異性なので、咲の恋人なのか、友人なのか、幼馴染なのか。
その関係性をはっきり描かないと、人物が宙に浮いてしまう。
特に原作を知らない人には、しっかりと伝わらない。
実写化の難しいポイントです。
これらのバランスを考えて、京ちゃんはカットせざるを得なかった。
一方で、今回の初瀬は京ちゃんの逆パターン。
登場させた以上、
憧との関係を決着させなければならない。 だから、実写版ではとても重要な役どころに置くことになった。
憧の阿知賀への想いを伝えるためのライバルポジション。
それにより、初瀬とのやり取りが全て布石となり、阿知賀が晩成に完勝したことへの意味合いも深くなりました。
これが僕の中でがっちり歯車がかみ合ったんです。
むしろ、実写版を見てから原作を読んだら違和感があったくらい。
小沼監督にとって冒険ともいえる改変だったと思いますが、僕は奈良予選がとてもドラマ性が濃くなり、映像作品としてとても質の高いものに仕上がったと感じてます。
お見事でしたよ。
いやー、ほんと最高。
そもそも、当初は晩成高校戦をここまでがっつりやるとは思ってなかったですしね。

もしも、実写版の展開が原作準拠だったから、↑これで終わってましたよ。

ちなみに、アニメ版では2分50秒くらいで晩成が敗退してました。
当時、計ってたので間違いないです。
ムスカ「3分だけ待ってやろう」
晩成「すみません3分たつ前にバルスしました」

それが実写版では、どうよ。
小走先輩がサイドテールいじってるシーンとか、SSRだよ。

晩成高校で検索すると、関連ワードでトップにくるくらい有名な壁ドンシーン。

何故か監視カメラで敗退シーンを映すという、奈良テレビの鬼畜っぷりも話題になった、晩成を象徴する名シーン。

それが「机ドン」に変わって、セリフも追加。
不自然さが無くなったうえに、各メンバーのポーズはアニメ版を再現してる。
こんなに愛が注がれてるのも、やばい。
まさに晩成高校完全版。
ただし、木村日菜は犠牲になった。
ここだけが惜しかった。

そんな第4局だけど、追加シーンも豊富でしたね。
子供たちの応援シーンからの灼の回想シーンへのつなぎは上手でした。

というか、この部長任命をここで描いたのは意外。
多分、劇場版での流れを考えてのことですよね。
回想をはさまずに、一気に副将戦を描くためか。
スピーディーな試合展開になりそうですね。

そんな奈良予選を突破して、無事に全国への切符をゲット。
清澄が長野予選を抜けたことも新聞で知る、と。
にしても、まさかガッツポーズしてる写真が一面に載ってるとはww
これだけ見たら、和がめっちゃテンション高いみたいじゃないか。
別に勝利したシーンでも何でもないのに、誤解されるだろ。
本当は咲さんからエトペンを受け取って「私の夫がこんなにも可愛い!」と、心境を吐露してるシーンですからね。
だいたいそんな感じ。

そして、舞台はいよいよ全国へ。
次回の放送は特別編で、来年の放送。
予告を見る限り、前回と同様にライバル校にスポットをあてた内容っぽい。
照の顔出しはあるかなー。
何にせよ楽しみです。
そんな阿知賀編。
テレビ版に関しては僕は不満はないです。
ドラマとして完璧。
そうなると、不安なのは劇場版です。
テレビ版と違って、今度はかなり早送りで展開しないと尺が足りません。
2位通過→1位通過→決勝へ、という流れを2時間でやれというわけですから。
とはいえ、もう公開まで一ヶ月をきってます。
小沼監督も完成したとツイートしてましたし、あとは作られたドラマをじっくり味合うのみ。
あれこれ言うのは全てを視聴してからでいいでしょう。
期待してます!
というわけで、以上、実写版「咲-Saki-阿知賀編」第4局の感想でした。
すばら!