
声優&歌手として活躍中の、ミンゴスこと
今井麻美さん。
毎年、5月にバースデーライブを開催されてるんですが、今年は5月16日にライブ。
そう!
誕生日当日にライブが開催されたのです! 長い歌手活動でも、これは初!
そんな記念すべきライブ。
行かない理由などどこにもなかった。
というわけで、きねまさんを誘って参加。
今日のブログでは感想レポを書いていきたいと思います。

会場は
豊洲pit。
聞いたことない会場だなー。
と思ったら出来たのは去年。
東日本大震災の復興支援活動の一環として作られたそうな。
pitは「Power Into Tohoku!」の略。
なるほど。
東日本大震災はミンゴスの歌手活動にも大きな影響をあたえました。
そんな復興をもとに作られた施設でライブができるなんて。
ミンゴスの誕生日と合わさって特別感が増しますね。

ちなみに、この施設がどう復興に絡んでいるかというと、入場の際に必要なドリンク代500円。
このうち50円が復興資金として使われるそうな。
50円は葉っぱのシールで印刷されており、館内の木に貼ることができます。
みんなで緑いっぱいにしたいですね。

そんな会場で開催された誕生日ライブ2015年。
ここからはライブの様子をざっとですが紹介していきます。
今回はいつものライブと違って舞台仕立て。
ミュージカルと言えばピンとくるかな。
シナリオを担当されたのは、コープスパーティーでもお馴染みの祁答院先生。
ですので、いつものミンゴストークはなし。
ミンゴスがストーリーを朗読し、ミンゴス役のキャストさんがそれに合わせて動く。
そして、物語の合間にシーンに見合った曲が歌われる、という流れ。
セットも凝ってて、楽器は全てステージの端へ。
階段もあって、上の段から一周して戻ってこれる作り。
大きなモニターもおかれ、舞台がどうなっているのか映像でも伝わるようになってました。
舞台自体もプロジェクターみたいに壁に映して、背景がシーンごとに切り替わる力の入った内容でした。
お菓子の家、お城、森、雨。
いままでにない試みの連続でした。
まぁ、内容は
ぶっちゃけると「不思議の国のアリス」です。 
ライブに向かってたミンゴスだけど、突然、不思議の国「Wonder Place」に迷いこむ。
出口を探すミンゴスの前に、時計を持ったペンギン「アイペン」が現れる。
ちなみに、このアイペン。
デザインはヒジキ先生で、たまにモニターに映ってアニメーションしてくれたんですが…。
作画したのは、なんとミンゴスのマネージャー。
何でも元アニメーターで、ネプチューヌも担当されてたそうな。
そんなアイペンを追ってWonder Placeを駆け回る内容。
草原を抜け、森を抜け、鏡を抜け、最後は魔女が住むお城へ。
このWonder Placeから出るためには、記憶の扉を抜けなければならない!
しかし、扉は2つ。
緑と紫。
間違えた扉を選ぶと、ミンゴスが消えちゃう!
大変!
みんなのサイリウムでどちらの扉を選べばいいのか教えてあげて!
という手に汗にぎるクライマックス!
が! ここでちょっとしたハプニング。
スタッフ側の思惑ではみんなに紫のサイリウムをふってもらうハズが、会場は一面の緑。
緑、緑、緑。 圧倒的緑。 そして、紫の扉にとびこむミンゴス。
なんでぇーっ!
ざわつく会場。
そして、何食わぬ顔して登場するミンゴス。
「帰ってこれましたー」
お、おぅ…。
で。
ミンゴス、
何で靴はいてないの? そして、素足状態のミンゴスと一緒に、Limited Love!
盛り上がる会場。
まぁ、盛り上がればいいか!
けど、シナリオを担当した祁答院さん、きっと息してなかっただろうなー。
だって普通BADエンドだもん、俺ら緑ふってるのに紫を選んだら。
これは明日の反省会は問いつめませんとね。

そんな凝った内容のWonder Place。
舞台の雰囲気に合わせて、静かな曲が多めでしたね。
個人的には、「夢のMAHOROBA」、「サ・ヨ・ナ・ラ」が聞けたのは意外で嬉しかったです。
もう聞く機会がないかなー、と思ってただけに聞き入りましたよ。
古い曲から、まだ発売してない最近の曲までバリエーション豊富でした。
このシーンだとどういう曲が来るんだろうと想像するのも、新しい楽しみ方でした。
が!
どうしてスタンディングでやったし…。 バラード続きで、ミンゴストークもなしを立ちで見続けるのは、逆にもったいなかった。
疲れて、舞台に集中できなくなってた人も多かったんじゃないかな。
それ以上にアリス姿のミンゴスは幻想的でしたので、僕は満足でしたが…。
始めてミンゴスのライブに来られた方が、退屈に感じなかったか心配でした。
ミンゴス自身も「しゃべれなくてフラストレーションたまった」と話されてましたし。

そんなミンゴスの消化不良感を解消するべく開催されたのが、次の日。
17日の二日目は昨日のライブを振り返えろう、という枠で
「反省会」が開催。
すごいですよね。
2daysライブはよくありますが、一日目が舞台で二日目が反省会だなんて。
これもミンゴスらしさなのかもw
実際、反省会の方は本当にフリーダムで、いつものミンゴス節全開でしたし。
ゲストのはらみーと一緒に一日目を振り返ってくれました。
この日の大きな反省材料として話題にあがったのが、やはり緑と紫の扉。

ライブ前に祁答院先生も紫をふるよう誘導してましたが…。
その苦労もむなしく、会場は真緑でした。
その様子を早くも映像でも見せてもくれました。
すごいな。
昨日のライブをもう動画で見られるなんて。
そして、映像を見てあらためて思いました。
ああ、間違いなく緑だ。
こうなった経緯をファンにも質問してみました。
・緑は上の段、紫は下の段におかれたため、緑が目立った
・前のシーンでサイリウムを「緑の草」と表現していたので、緑が正解かと思った
だそうな。
うん。
僕も前のシーンで緑をふったから、今回も緑でいいと思った組です。

今回の一番の反省ポイント。
祁答院先生のシナリオが問題だったか。
けど、そこはミンゴス。
不正解の扉だったんだから出てこなければよかったーと、別の視点で反省。
今度から不正解だった場合のシナリオも用意しよう。
と前向きな結論で落ち着きました。
こういった舞台形式はしばらく無いと思うけど(セットにもお金かかったし)、いつかやる機会があったら紛らわしいシナリオは書きませんとも話されてましたし、いつかリベンジしてほしいですね。
で。
次は、ミンゴスが素足だった問題。
なんでかというと、着替えが間に合わなくて、髪飾りも落としたままステージにダッシュした結果だそうな。
スタッフ「靴ぅーっ!!!」
ミンゴス「いらない!」
プロ根性といえばカッコいいんですが、今日の反省会でズボンのボタンも外れたままだったことが暴露。
しかも、これも映像を見て確認。
あー確かに…。
素足って、あんまり目立たないと思いましたが、映像だと違和感しかない。
ライブって時間との戦いなんだなーとあらためて感じましたよ。
ミンゴス「靴を落とすなんてシンデレラみたい。12時の鐘が聞こえたの」
はらみー「幻聴ですね」
ばっさり!

そんな感じに反省点もままあったライブでしたが…。
僕自身は面白く見させていただきました。
ライブ内のセリフやモノローグも全てミンゴスが演じているため、声優としてのミンゴスも強く感じられましたし。
声優と歌手の両立。
歌に感情を込めることを課題としてるミンゴスにとって、この「Wonder Place」は挑戦でもあったのかもしれません。
誕生日だから自分のやりたいことをやった!と話されてましたが、自分をさらに高みにもっていくために用意した階段。
そう感じられたステージでもありました。
+Aバンドメンバーもニューフェイスが多く、新しい風も取り入れた二日間だったかと。
新曲「朝焼けのスターマイン」に「BABYLON」もフルで聞けて、今後のリリースもますます楽しみになりました。
曲を発表するたびに前へすすむミンゴス。
反省したら次は前へ!
誕生日を向かえて新しい一年が始まりましたし、これからも駆け抜けてほしいですね。

あと、今回のライブで印象的だったのは、女性ファンが多くなった。
という部分。
いろんな作品やラジオに出演されることで、新規ファンが増えている証拠でしょうか。
今回のライブでは、有志の方によるバースデー企画もありましたし、ミンゴスを支えるファンは本当に温かいです。
そういった居心地のよさを、新規のファンの方々にも感じてもらえれば嬉しいですね。
僕もファンのひとりとして、みなさんといつまでもミンゴスを応援していきたいです。
さて。
簡単ではありましたが、ミンゴスバースデーライブ2015の感想は以上となります。
参加されたミン族のみなさん、お疲れ様でした。
来年もこうした誕生日ライブが開催できるよう、がんばっていきましょう。
がんばるといっても、CD買ったり、こうしてブログやツイッターに書くくらいしかできませんが…。
それでも、こういった動きがミンゴスの支えになるなら惜しまないですよ。
この一年がミンゴスにとっても幸あるものになりますように。
お誕生日おめでとうございます!