
2014年のアイマスは、ライブ尽くめの年でしたね。
そして、ライブに参加するということは自動的にライブBDも増えるということ。
8thツアー、SSA、シンデレラ、ミリオン。
この重量感にメーカーの本気を感じますよ。
そんな中、唯一、参加していないのに購入したBDがあります。
それがこちら。
「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!」(
公式サイト)
そう。
去年の6月に開催された、ミリオン1stライブです。
僕はアイマスPですが、ミリオンだけはノータッチ。
モバゲーはシンデレラだけで手一杯ですし、CDも多すぎて全てを追えてないのが現状です。
けど、だからといってミリオンライブというコンテンツを否定してるわけではありません。
劇場版アイマスではミリオンメンバーのがんばりに心打たれましたし、SSAライブではそのパフォーマンスの高さに驚きもしました。
ただ、アイマス自体コンテンツが幅広く、僕の自由な時間も限られているため、制限をかけている状態なんです。
だからこそ、このライブBDはミリオンを知る近道かな、とも思っています。
どんな歌を、どんな子が、どんな想いで伝えようとしているのか。
それを知るべく、こうして購入とあいなったわけです。
ちょうど年末年始が重なってしまったので、本日開封ー。
さきほどまで見せていただきましたが…。
とてもいいライブでした。
大切な一歩になったな、と。
そんなライブBDを見てて感じたことを、今日のブログでは書いていきたいと思います。

765プロの先輩たちの力を借りず、自分たちだけで全てを完結させなければいけないステージ。
シンデレラガールズも通った道ですが、それ以上のプレッシャーをうけていたかもしれません。
ミリオンの強みは、765プロ所属ですので、765プロ楽曲を歌うことができます。
けど、同時にそれは重圧でもあると思います。
シンデレラは765プロとは別の事務所。
346プロの物語。
ですから、ライブで765プロ楽曲はひとつも歌いません。
「THE IDOLM@STER」すらセトリに入れてこない徹底っぷり。
それが逆に、自分たちだけの世界を作り、アイマスを横に広げた意欲作とも感じています。
一方、ミリオンは765プロ名義。
今回のライブでもカバーを含めアイマス楽曲を披露してくれました。
けど、それは一歩間違えれば先輩たちの顔にドロを塗る行為。
失敗は絶対に許されない。
コメンタリーでも一番練習したと話されてましたし、曲を受け継ぐプレッシャーはミリオンならではの重圧だったのかなと感じました。

そんな中、堂々と「自分REST@RT」を歌う木戸衣吹さんの姿にはグッときました。
劇場版アイマスで、矢吹可奈役を演じた彼女。
可奈は土手でひとり「歌えない…」と悔やみながらも、口ずさんでた曲があります。
それが「自分REST@RT」。
だからこその抜擢でしょうね。
キャラと一緒に歌う。
コメンタリーにもありましたが、アイマスガールズはステージでキャラになるのではなく、キャラと一緒に立っていると感じるそうです。
堂々と歌う木戸さんは、劇場版をへて成長した可奈と一緒に立っているから怖くなかったのかもしれません。
これからもっともっと成長していくと思うと楽しみですね。

一方、カバー曲のひとつ「relations」。
ライブが開催された当時、このrelationsが流れた時、場内が戸惑ったと聞きました。
なるほど。
確かに、耳をすませてみても、他の曲よりもコールが少ないです。
つまり「プロデューサーが曲を知らない」ということ。
僕ような360から入った世代にとっては美希の代表曲なんですが、始めて聞いたPもいたかもしれませんね。
けど、
僕はそれをプラスに感じました。 relationsを知らない新しい世代が、アイマスの世界に入ってきた。
それだけでもミリオンがもたらした役割は大きいです。
10年続くコンテンツで、新しいユーザーが入ってきてくれるのは、本当に素晴らしいこと。
新規が入り辛いともいわれるアイマスにおいて、それだけ若い世代がPになってくれたのは誇っていいことですよ。
relationsを知らない世代が支えていくアイマス。
面白いじゃないですか。
ようこそアイドルマスターへ。

そしてそして。
今回のミリオンライブで、一番気がかりだったところ。
それが、田所あずささんでした。
ライブには参加しませんでしたが、田所あずささんが突然ライブに出られなくなった話は、いろんな界隈から耳に入ってきました。
ライブ当日に声が出ない。 ダンサーと共に練習を重ねて、仲間とも一緒に数ヶ月も前から準備をしてむかえた、記念すべき1stライブ。
そのステージを目の前で拒否されたショックは、想像しただけでも辛いです。
また、ライブ直前に欠席が出れば、セットリストも急遽変更です。
カメラ、照明、出番、順番、全てが直前で狂います。
現場のスタッフもピリピリしてたと思います。
そんな中、本人の強い意思により、二日目の後半だけ出番を許されました。
コメンタリーによると、当日のリハで判断したそうです。

だからこそ、ここはしっかりと見ておきたかった。
自分の我侭で、メンバーにもスタッフにも大きな迷惑をかけた。
その状態で挑んだステージで、どんな表現をするのか。
結果、
彼女は笑顔でした。 周りのメンバーが涙ぐむ中、本人は笑顔。
トークでも笑わせるなど「いつも通り」の姿を見せてくれてました。
本気で歌えるかどうかも解らない、失敗するかもしれないのに。
そんな危機感を微塵も感じさせない笑顔。
すごい。
この場面で笑顔でいられるなんて。
あとから知ったことですが、前日にミンゴスからもメールを受けて「泣くな。ノドに負担をかける」と助言をうけていたそうです。
悔しくて泣き崩れてもいい場面。
おそらくそうだったはず。
それでも、周りはノドの回復をギリギリまで信じた。
その想いに彼女は応えたわけです。

Precious Grainを歌い終えた彼女は、充実感すら感じる清々しい表情でした。
よかった。
こんな頼もしい子たちがアイマスに入ってきてくれたんだ。
それが知れただけでも、このライブBDは買う価値はありました。

僕はミリオンについてはまだまだ初心者ですし、これから覚えなければいけない身。
それでも、このライブから受けた感動は、しっかり心に残りました。
ライブの経験が、ゲーム内にも投影されるのがアイマスの面白いところ。
キャストの成長がイコール、キャラクターの成長にもなっているのです。
この1stライブをへた彼女たちが見せてくれる次のステージ。
実に楽しみですね。

次の2ndライブは4月であることは、先日のニコ生で発表がありました。
ふむふむ。
シンデレラガールズのアニメが1クールだと、1月~3月までの放送。
ひと段落した時点で、ミリオン2ndライブが飛んでくるわけですからタイミングとしては完璧ですね。
ただ、2クールだと話しも変わってくるから、どう差別化させてくるのか。
バンナム自体も、ミリオンをもっとプッシュしていくでしょうし、このあたりも考慮した企画が進行中なのかも。
今後のミリオンの広がりも楽しみにしたいと思います。

そんな未来に想いも馳せた1stライブ。
これからも、できる範囲でミリオンにも注目していきたいですね。
出演者のみなさん、素敵なステージをありがとうございました。
これからもアイマスですよ、アイマス!
以上、ミリオン1stライブBDを見ての感想でした。
それでは。