
前作のアルカナハートの基板を買った時、いろんな人から基板に関するメールが届きました。
・何が必要ですか?
・いくらぐらいかかりますか?
・キャプチャーはどうやってますか?
などなど。
家庭用ゲームしかやったことのないユーザーにとっては、基板は未知の領域。
今回のアルカナ2も、購入した後でいろいろメールが届きそうです。
忙しくてまともに返信できないかもしれないので、今のうちにブログに書いておきます。
家でアーケードゲームをやるには?「必要なもの」基板…ゲーム本体
コントロールボックス…基板に電気を送ったり、レバーからの信号を送ったりする電源
レバー…コントロールボックスと一体化してるのもあるけど、たいていは別売り
ハーネス…基板とコントロールボックスを結ぶ配線
まず、この4つ。
プレステだって、ソフトだけじゃ動きません。
本体とかコントローラーとかいろいろ必要。
それと一緒。
基板だけじゃ何もできません。

↑参考までに、僕が使ってるコントロールボックスを紹介。
Σ(シグマ)電子製のAV7000。
そして、レバーがΣ9000TBです。
「モニター」 初心者がつまずきやすいのが、ここ。
まず頭に入れてほしいのが、
普通のテレビじゃ映りません。
アーケードゲームの映像は、31KHzのものが多いです。
一般的なテレビは、15KHz。
何も映してくれません。
基板によっては、15KHzと31KHzとを切り替えできるものもあるので、ここは確認するしかないです。
とりあえず、モニターに映す方法を3つ紹介します。
業務用のモニターを用意する 縦画面のシューティングなんかをやりたかったら、これ。
ゲーセンの筐体についてるモニターを、バラで買う感じ。
パソコンのモニターを使う 基板の映像出力に、VGAがあれば、こっちがリーズナブル。
D-Sub15ピンに接続するだけ。
僕の持ってるプラズマテレビには、D-Sub入力があったので、アルカナハートの時はそのまま接続できました。
コンバートしてテレビに映す おすすめできないけど、モニターを用意できないなら、こちら。
基板から出てる映像を変換して、S端子に変えます。
市販されてるコントロールボックスには、この変換機能がほぼ標準でついてるので簡単です。
コントロールボックスのS端子出力から、適当なケーブルにつないでテレビのS端子入力へ繋げるだけ。
ただ、画質は悪くなるので、見れればいいや、という人意外はオススメできません。
また、アルカナハートみたく、映像のタイプが31kHz専用だと、この方法は使えません。
VGAから出た映像を、市販のコンバーターに接続して変換してください。
「値段」 僕がアルカナハートを買った時の参考価格を書いておきます。
アルカナハート基板…26万円
ハーネス…3千円
コントロールボックス…2万6千円
レバー…1万5千円×2=3万円
合計で
約32万円。
ハーネスは、普通は無料で作ってもらえるけど、単体で買ったのでお金がかかりました。
モニターは、家で使ってたプラズマテレビで代用できたので、予算には含まれてません。
高い!と思うかもしれないけど、こんなもんですよ。
メルブラも、アケ版は20万前後でしたし。
人気のある格ゲーは、ひとつの対戦台で、1日1万円くらいの売り上げがあります。
26万ぐらいだったら、1ヶ月で元がとれる計算。
参考までに書くと、ガンダムvsガンダムが1台で57万5千円、鉄拳6が59万8千円です。
それと比べれば安価な方かと。
「キャプチャー」 アルカナハートは、どうやって録画したの?
まず、用意したのが、こちら↓

I-O DATAの
TVC-D4です。
基板から出てるD-subを、このコンバーターに接続。
そこから、片方はD-sub出力でモニターへ、片方はS端子出力でパソコンへ、それぞれ接続しました。
これで、ゲームを楽しみながら、録画することができます。
なお、今度のアルカナ2は、エクスボードという独自基板を使っており、なんと基板にコンバーターが内蔵されています。
つまり、基板からVGA出力したり、S端子出力したりできる仕様。
別にコンバーターを用意しなくていいので、かなり助かります。
これに関しては、また後日、詳しく紹介します。
以上です。
かなり簡略化して書いたので、解りにくいとは思いますが、ざっとこんなところです。
まぁ、一番いいのは、基板屋に行って店員に質問することなんですけどね。
オススメの基板屋さんは、
マックジャパンさんかな。
いつもお世話になってますw
こんな感じに、基板に関しては最初に覚えることが多いうえ、予算もかかるので個人で楽しむには、かなりの愛が必要。
けど、やっぱり家でアーケードゲームができる快感は、たまらない!
100円入れる必要もないし、順番も関係ないし、周りの雑音も気にならない。
ゲーマーだったら、一度は経験してみたい贅沢だと思います。
いかがでしょうか。
それでは、今日はここまで。
また明日~。