
今日は、
FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETEの発売日!
が!
アマゾンから、"今日"発送です、とメールが届いたので、入手できるのは明日。
konozama~。
おいおい、いきなり書くことがなくなったぞ…。
しょうがないので、今日のブログでは、僕が個人的趣味で勉強してる、
アイマスMADについて書きたいと思います。
まず、「アイマスMADってなんですか?」という人のために説明すると、
アイドルマスターを元に製作された、映像作品のことです。
ニコニコ動画などで、たくさんの作品がアップされてますので、一度は目にしたことがあるかもしれません。

元々は、アイマスキャラが歌って踊ってる映像を編集し、違う曲に差し替えて楽しんでいただけでしたが…。

いつしか、様々な映像加工や編集機材を駆使し、すでに元が何なのか解らなくなるくらいの、ぶっ飛んだ作品が生み出されるようになりました。
まさに職人技。
アイマスMADに詳しくない人が見たら、ゲーム内のデーターを改造してるのかと、勘違いする人もいるかもしれませんね。
もちろん、そんなことはしてません。
キャラがステージで踊ってるだけの映像を、様々な技術と工夫を元に加工し、こうしたMADが生まれていくわけです。
そんなアイマスMADですが、映像技術が向上した過程には、ちゃんと理由があります。
それは、アイマスのファンディスク的な意味合いで発売された、
L4Uの存在が大きいです。
まず、MADを作るのは、アイドルの
映像素材が必要不可欠。
彼女たちをステージで踊らせるには、レッスンでステータスを上げ、営業をこなし、オーディションに合格する必要がありました。
あとは、アイドルがステージ上でアクシデントを起こさないよう祈りつつ録画し、終わったら、またオーディションを…。
という感じに、素材集めだけでも、途方もない時間がかかってました。
それがL4Uでは、好きなアイドルに、好きな衣装を着せ、好きなステージで、アクシデントなしで踊らせることが可能になってます。
これにより、素材集めが格段に楽になりました。
さらに、発売した後も、DLCにて、次々と衣装や楽曲が追加されています。
素材がどんどん増えていくため、製作者にとって、これほど嬉しいソフトはないでしょう。
アイマスMADが、今もなお作られ続るのは、こういった部分も要因になっています。
そして、L4Uには、マニュアルにはのってない、ちょっとしたテクニック(バグ?)が存在します。
MAD技術向上の最大の理由は、これでしょう。
まず、ひとつが「
カメラ固定バグ」です。
通常、アイドルたちが踊ってる姿は、移動するカメラによって映されています。
そのカメラの移動を止めてしまう方法です。

やり方は、
『イントロの無音部分でカメラワークをManualにする』 以上です。
こうすると、前奏あたりでカメラの動きが止まり、そこで固定されます。

カメラを固定したことによって、アイドルたちが変わったアングルに映るため、普段ではぜったいに撮れないような角度から撮影することも可能です。

さらに、カメラ固定バグ中に、アピールを押すと…

アピール時のカメラで固定されるため、タイミングによっては、さらに面白いアングルでの撮影が可能です。
ただし、この「アピールでカメラ固定」は、
電源投入直後、もしくはダッシュボードからの立ち上げ直後のみ再現するバグです。
カメラをProgramに戻してしまったりすると、バグが解除され、固定バグ自体はできますが、アピールで止まる現象は無くなります。
その場合は、L4Uを再起動して、もう一度やり直してください。
Q:「どうして立ち上げ直後だけなんですか?」
A:「知りません」
細かいことはいいです。
とにかく、この方法でいけます。
このカメラ固定ですが、アングル以外にもメリットがあります。
通常、アイドルたちは常にカメラ目線で歌います。
しかし、カメラ固定を行うと、正面への目線だけになるのです。
MADの演出上、視線を外したい時など、この方法は大いに役立つことでしょう。
カメラ固定の紹介は、ここまでです。
この方法が見つかっただけでも、MAD技術は向上しましたが…。
まだまだ、パンチ不足…。
そんな職人たちに、神は舞い降りた!
忘れもしない、08年7月7日。
アイマスMAD界において、『
七夕の奇跡』と呼ばれる、あれです。
そう!
「
ステージ消去」の発見です。

ステージ選択画面で、コントローラーの右スティック押し込み→「LT」2回→「RT」2回→「X」2回→右スティック押し込み。

すると、ご覧のように、ステージを単色に変えることができます。
この発見が、革命でした!
それまで、「ステージの上」という場所を限定されてたのが、取り外されたのです。
具体的に説明しますと…。
この状態で録画し、編集ソフトなどを使い、背景の単色だけを透明にさせてみます。
すると…。

このように、キャラだけを切り取ることが可能となるのです。
これによって、爆発的にMAD技術が高まりました。
なにせ、好きな背景にアイドルたちを配置できるようになったのです。
いくつもの映像を合成し、ステージ上にアイドルを全員並べてみたり、自分で作った背景に並べてみたり、はたまた、違うゲームに乱入させてみたり…。
一気に夢が広がったわけです。
先ほど紹介した、こちらのMAD↓

どれも、ステージを消去を活用することで、生み出された作品たちです。
こんな、隠しコマンドを仕込んでおくなんて…。
アイマス開発者も、MAD作品を、後押ししてくれてるのでしょうか…。
真相は解りませんが、カメラ固定と、ステージ消去。
この2つが、MAD技術の向上に貢献したのは事実です。
これまで、アイマスMADに興味が無かった人も、こうした過程を知っておくと、また違った印象を持たれるかもしれませんね。
そして、アイマスMADは、まだまだ進化するでしょう…。
次は、どんな作品で、僕らを驚かせたり、楽しませてくれるのか…。
職人たちのがんばりに、目が離せないですね。
え?
僕は作らないのかって?
あー。
実は、キャプチャー環境もととのったので、チマチマとMADの勉強を始めてます。
まだ始めたばかりですので、右も左も解らない状態ですが…。
アイマスMADは、僕の目標のひとつでもあるので、いつの日か、みなさんにお見せできるよう、がんばってみます。
先人たちが、すごい作品を残してますので、今から始めるには、いろいろハードルが高いですけど…。
やり応えは十分。
アイマスへの想いは、僕だって負けてませんから!
てなところで、今日のブログはここまでです。
なんだか、いつも以上に趣味全快のブログでしたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、また明日です!